2009/11/12

大阪タワーも来月には完全消滅です

今は亡きホテル・プラザ、移転してしまったかつての朝日放送のすぐ傍にあった大阪タワーは1966年(昭和41年)、朝日放送の旧社屋と同時に完成して、「おはよう朝日です」はここから中継されたりしていたわけですが、いよいよその役割を終えて、解体工事が順調に進んでます。

知らんかったですけど、朝日放送の電波を生駒山の送信所とのあいだで中継していただけじゃなくて、タクシーの無線用アンテナや新聞社などの電波中継地点にもなっていたんですな。変わったところでは、大阪府の公害汚染濃度測定器なんかも設置されていたそうです。

東京タワーの裾広がりの形状と違って、大阪タワーは真四角。なーんか、この形状ってかっこよくないなー、と、常々僕は思っていたのでした。お寺さんにある五重塔の構造理論を応用しているそうですが、正直なところでは、用地難の末に、このかたちになったらしいですな。

総工費4億円。
地上102メートル
通天閣よりも9メートル高くて、展望台には一般の人も訪れることができました。行ったことがあったかどうか、ちょっと記憶が定かではないんですが、なんとなく行ったことがあるような気もしてます(笑) テレビの映像で何度も見ているので、もしかしたら、そのせいで行った気になってるだけかも…。

チラと耳にしたことがあるだけなので、真偽のほどは知らんのですが、阪神・淡路大震災が発生した時間は、当時、大阪タワーに設けられたスカイスタジオから放送していた「おはよう朝日です」の放送開始直後だったのだけれども、この時期、たまたま大阪タワーのエレベーターの保守・点検工事の期間だったために「おはよう朝日です」の放送が本社のスタジオから放送していて、助かった、という話を聞いたことがありますわ。
もし、通常通り、スカイスタジオから放送していたら、生放送の番組が高所で巨大地震に遭遇するという、地獄絵図のような事態に見舞われたのだから、これは幸運としか言いようがないですな。


さて、その大阪タワーの解体が決まったのが、2004年。福島の阪大医学部付属病院跡地に完成する再開発計画「ほたるまち」に朝日放送社屋が移転することが決まって、大阪タワーの解体が決まりました。

解体を請け負ったのが竹中工務店で、今年の夏から解体が進んでますが、この解体方法が、周辺環境に配慮してとのことで、ダルマ落しみたいに、土台部分から展望室まで下層から鉄骨を切断して抜き取り、ジャッキで少しずつ背丈を下げていくというもので、その解体工事に注目が集まってますな。

少しずつ低くなっていく大阪タワーの姿を順次撮影してパラパラ漫画でもつくろうかと考えなくもなかったんですが、ここ、僕の行動範囲からは少し外れていて、なかなか撮影に赴く時間がとれんのです。

なので、往時の姿と現在の解体途中の様子を並べて、廉価版を(笑)

往時。



11/12現在。





12月には完全に姿を消すそうです。
ダイビルといい、長く親しまれてきた建築物の解体ラッシュの今年の冬。寂しくなりますな。



現場に行くと、スケジュールが貼り出されてます。








大阪タワー
大阪市北区大淀南2-2-49

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