2010/01/25

第7回北天満サイエンスカフェは「まちづくり」について語り合ったのでした

またまた北天満サイエンスカフェ!




年が明けて、すでに2回目です。ハイペースすぎます(笑)


そうそう、今回のサイエンスカフェは2本立てで、最初、黒崎公園で、アカペラグループ「sheepon」によるミニコンサートがありました。
mixiでメンバーを募って、できたヒューマン・ボイスを駆使するグループです。まだできたてほやほやのグループ。




けして上手いとは言えないけれども(笑) これから進んでいこう!って初々しさがあって、こちらまでフレッシュな気持ちになりました☆
トトロの主題歌とか「恋のバカンス」とか「亜麻色の髪の乙女」とか、誰もが知ってるメジャーな選曲も手伝って、やんやの盛り上がりでしたヨ。


最初に30分ばかり彼らのコンサートがあって、いよいよサイエンスカフェです。


でも、今回のテーマは、いわゆるサイエンスから少し離れて、「まちづくり」です。まちづくり全般の話から、北天満をどのようにしていけばいいのかまで、わがまちの話です
大阪市大創造都市研究科の牛場智さんが、お話してくれました。




話は、まちづくりとはなんぞや?という、根本的なところからはじまります。

「まちづくり」というのは、今、ちょっとしたブームというか、もてはやされているワードになっています。ところが、そうは言ってみても、言葉の定義はさまざまで、人によってさまざまに違うのが現状です。

でも、牛場さんがかかわってこられた体験からは、さまざまな立場の人がかかわってくることでもあるので、それぞれによって言葉の意味が違ってあたりまえ、むしろ、言葉の定義をカチッと決めてしまわないところによさがある、と、おっしゃってはりました。

たとえば、町をゼロからつくっていく場合、最初は住むところが要るわけですから、最初のまちづくりを担うのは、土木・建築の人々です。
そうやって生活のベースとなるモノができてくると、人が住みはじめ、自治の問題が持ち上がってきます。これは、法科の分野にかかわることです。
同時に、商業施設が生まれ、まちづくりに経済的な要素が加わってきます。

そして、その次があります。

たとえば、阪神大震災で町がぶっ壊れた長田に、昨年、鉄人28号のでっかい像が建ちました。
なぜ、そんなものが建ったのか?
道がキレイになり、建物が建ち、商店街も復興し、衣食住が足りて…(と、牛場さんはおっしゃるけれども、僕のブログをご覧いただいている方には、僕がそのことに大いに異論を持っていることは、おわかりだと思います。思いますが、そこはこのエントリーの本筋ではないので、スルーします。)、次のこと、生き甲斐や、人としての役割を求めていることの表現として、鉄人28号は建てられた、と、おっしゃってはりました。

というように、まちづくりには、さまざまな立場の人がかかわっていかなければならないので、それぞれの立場によって、まちづくりの言葉の意味も変わってきます。
なので、そこをカッチリと固めずにボンヤリとさせておくことで、各者が現場ですりあわせしやすくなる、ということです。

僕も今、まちづくりの一端を担ってますが、まさにそうだと思いますね。まちづくりとはこういうこと!と、ガチガチに決めてしまうと、必ず、軋轢を生みます。もっと緩い枠組みをつくっておいて、アメーバのようにくっついたり離れたり、変形させていくくらいの柔軟性は必要だと、痛感します。

こうした取り組みを、学問の世界では「創造都市」と呼ぶのだそうです。
芸術家や弁護士、金融エキスパートの人たちを使って、アイデアを生かすことで、まちをよくしていくというやりかた。
それの好例が、イタリアのボローニャであり、日本の金沢も該当するかも、ということです。

大阪市に絞ってみると、堀江、空掘、中崎西などは、地元の人たちだけでなく、外からの人を入れることで、アイデアを出し合い、あるいは地の人が見過ごしている魅力を再発見して、外にアピールすることで、町のブランド化に成功しています。
町の魅力が人を呼び、さらに魅力が増幅し…、集積の原理が働いて好循環が生まれています。

最初のとっかかりとしては、地元の人ゆえに見逃している地元の魅力を再発見して、外に向けて発信することのようです。
同時に、具体的な方法として、mapを作成すること。そのmapも、たとえば商店街なら、商店街だけのmapにするのではなく、商店街を含む地域のエリアをすべてをカバーして、面でアピールしていくことが、効果があるようです。

北天満サイエンスカフェの会場となっている天五中崎商店街でも、商店街周辺の地域を含めたmapが用意されています。



こちらは、マップについて説明する商店会長さんです。





とまあ、要約するとそういう話になるのですが、僕にはやはり異論があって、そのまちづくり論は、ある一面しか見ていないように思います。

昨年来より、僕は、仕事の行きがかり上、放置自転車問題に取り組んだり、交番と地域の防犯委員が情報を交換する交番連絡協議会に参加したり、年末の夜警に参加したり、自治会の有志が集まって道を掃除している現場を取材したり…、どちらかというと、まちづくりのなかでも、縁の下の力持ち的な、光のあたりにくいところに首を突っ込んできました。このブログでも、何度かエントリーしました。

そこから導き出した自分なりの解答は、ミーツ的まちづくり論は楽しいし、面白いし、ピカピカ光っているけれども、それができるのは、地元の地道な安全と安心への取り組みがあってこそなのではないか、ということです。

町には、人情なんて一見これっぽっちもなさそうな大都会であっても、振興町会、町会、商店会、自治会、防犯協会、福祉、PTA、講…、と、さまざまなネットワークが、じつは存在しています。

そこで活動される方は、皆、ボランティアで、地元を愛しているという一点で、問題に取り組んでおられます。
そして、そうした人たちの日々の活動があって初めて、華やかなまちづくりが展開できる、と、思っています。

牛場さんのお話を否定するつもりはないけれども、牛場さんは商業的な見地からのまちづくりを専門とされている方なので、どうしても、地元への目線が弱いな、と、僕は思ったのでした。

と思っていたら、今回のサイエンスカフェに参加されていた方々は、地で活動をされている方々がたくさんいらっしゃって、それも僕のように昨日今日活動をはじめた方々ではなく筋金入りの方々なので、そうした立場から話してくれた人がたくさんいて、最終的には、じつに多面的な、万華鏡のようなまちづくり論が交わされたように思います。

や、まじで、後半はメチャクチャ盛り上がりましたですよ☆

町会における世代間格差の問題だとか、新しく町に住まわれる方に町会に入ってもらうことから断られるケースまで、さまざまな事例が出てきました。そして、なにをやるにしても縦割り行政が邪魔をしていることや、なにかをはじめるときの住民の参加意識の温度差、果ては選挙の集票マシン的なことなど、など。。。
悪いが、表に出せない問題がてんこ盛りで、表に出せないということは、それだけおもろいということです(笑)

前半は少し白け気味にお話を聞いていたのですが、後半、やっぱり今回も参加してよかった!と。
いやいや、お後がよろしいようで(笑)






次回のサイエンスカフェは、2月13日。「大坂歴史ツアー 緒方洪庵と適塾」と題して、適塾を訪ねるそうです。

詳しくは、サイトをどうぞ。

http://kitatenma-cafe.com/


ただ…、適塾は北浜にありますから、北区ではありません。参加はする予定だけど、ブログに書くかどうかは思案中(笑)







北天満サイエンスカフェ
天五中崎通り商店街
大阪市北区黒崎町
HP http://kitatenma-cafe.com

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