2010/01/18

今年一発目の北天満サイエンスカフェは「地球の未来を考えよう! ~気候変動と私たちのくらし~」です☆

昨年秋からはじまって、最初の回以外はすべて参加している「北天満サイエンスカフェ」の、今年第一発目が開催されました☆ 

また今年も春先まで隔週ペースで開催されるのですが、できるだけ都合つけて参加するつもり。もう、意地みたいになってきましたわ(笑)

で今回は、第6回目「地球の未来を考えよう! ~気候変動と私たちのくらし~」です。








話題を提供してくださったのは、日本科学者会議幹事の岩本智之さん。かつて、京都大学の原子炉実験所にいらっしゃった、そしてつい先日はコペンハーゲンで行なわれていたCOP15にも出席されていたという…、これは超エラい科学者なのではないか? もっとも、肩書きほどの近寄りがたさはなく、時折笑いを盛り込んだ軽妙洒脱な語りは、なかなかおもしろかったです!




で、まずはその、コペンハーゲンで行なわれたCOP15の話題からです。

年末にコペンハーゲンで行なわれていたCOP15、すなわち「国連気候変動枠組条約第15回締結国会議」は、京都議定書以降の拘束力のある枠組みづくりを行なう会議でした。190ヶ国から政府首脳、NGO、メディアが約40,000人集まったという…、よく考えたらそんなにいっぺんに集まったらなんも決まらんだろ!と思わんでもない、巨大な会議なのでした。政府首脳だけで120ヶ国から集まったのですが、NY以外で、それだけの国の政府首脳が集まったのは、初めてのことらしいです。そんだけ、温暖化対策が喫緊の課題として認識されているということですね。

年末のクソ忙しい時期だったので、たしか鳩山首相も行ってなにやらやってたくらいにしかニュースを見ていないのだけれども、案の定、紛糾しまくってたみたいですな。
そりゃね、先進国はCO2の排出量規制を望むけど、発展途上国からしたら、んなことしたら経済成長にブレーキがかかるわけで、そもそも先進国がこれまでに精出してCO2出してきたんだから、あんたらが責任持たんかい!って話にもなるんだろうし、合意をとりつけるのは難しいにきまってる。

で、合意できたのは、「世界の気温上昇を2℃以内に抑えるべきという科学的見地を認識」のみ。
世界の平均気温が2℃上昇すると、全人類がなんらかの災害を被るのでなんとしてでも抑えなければならない、ということなのだそうですが、これは科学的にかなり信憑性のある予測なので、これが前提で話が進まんといけないはずなのですが、合意したのは、この前提を全世界が共通の認識として持ちましょう!と、それだけ。

もうね、いかになんも決まらんかった会議か!ということが、これだけでも垣間見えますな。
政治経済文化のすべてにまたがってくることなので、容易ではないんでしょうな。

さて、COP15をとりまく、地球環境の科学的な話ですが、ここからがおもしろいところで、新聞には載らない、科学雑誌に載ってるようなお話が聞けるわけです。

僕は、カネを払ってなにかを学ぶのはまっぴらゴメンで、学ぶことで稼げる、あるいはタダで学ぶのが大好きなので、こういう場は、ほんと好きです☆

世界の平均気温は、この100年間で0.4℃上昇しているらしいです。
COP15で合意を得た「今から2℃上昇すると全人類がなんらかの被害を被る」を鑑みると、わずか0.4℃とはいえ、これは結構な数値ですね。
ちなみに大阪だけで見ると、この100年で2℃以上上昇しているらしいです。ヒートアイランド現象のせいですね。

そして、湿度はどんどん乾燥していってるんだとか。どうりで肌がカサカサに…、や、それはべつのところに要因があるんだろうけれども(笑)

さらに話は専門的になっていきます。

温暖化の現象が見られるのは、じつは、地表のあたり10数キロまでのあいだのことであって、そっからうえの成層圏では、逆に、この17年間で約20℃、気温が下がっているんだそうです。
つまり、下の空気はどんどん暖かくなり、上の空気がどんどん冷たくなっているのだから、このせいで大気の対流現象が起こり、大気が不安定となり、異常気象が起こりやすい環境ができあがっているのが、今の状態なんだそうです。

このあたりの話はマジでスリリングで、科学雑誌をめくったら載ってるんでしょうが、んなもん専門用語のオンパレードでどうせ門外漢にはわからんのだから、こうやって噛み砕いたお話を直接聞ける機会というのは、絶対に貴重だと思いますわ。


温暖化を原因とする現象は世界中のいたるところで見られ、

遅くとも21世紀の半ばには夏の北極から氷がなくなり、埋まっているメタンガスが湧き出て温暖化にさらに拍車がかかる。

キリバス、ツバルなどの太平洋の島国、モルジブなどのインド洋の島国は刻一刻と国土が沈没し、モンゴルやアフリカのブルキナファソなどの大陸内陸部では砂漠化が進み、沖縄の珊瑚礁は石化し…。

こうした世界中の現象はメディアででも紹介されるけれども、そのメカニズムはなかなか噛み砕いて紹介されない。それが、今回のお話ではよくわかりました。そこがよかったですわ。

ほいでですな、岩本先生は、ご自宅に太陽光パネルを設置して、いわもと発電所と称しておられるのですが、工事費含めて310万円をまず290万円に値切った上で、補助金申請で50万円を補助してもらい、240万円で設置されたんだそうです。で、年間20万円程度の電力を関西電力に売ってるといいますから、12年で償却できるわけですよ。その間、電気代がかかってないので、これは初期投資としてはいいですな。

この話は、けっこう、食いつきがよくて、みなさん、こぞって詳しいことを聞いてはりました。さすが大阪人、儲かるだの得するだのといった話になると、目がキラーンとなります(笑)






そして今回は、なんと静岡大学でやはりサイエンスカフェを運営されている学生さんがわざわざ静岡から見学に! 僕のブログを見て、北天満サイエンスカフェのことを知ったそうです☆右は、北天満サイエンスカフェの長野先生。
静岡大学の宮田さんが主催されているサイエンスカフェは、こちら。

リベラルアーツカフェ -静岡の教養-



ということで、今回はマジで勉強になったサイエンスカフェでした。
次回は、1月23日(土)14:00~
「まちづくりサイエンスカフェ」です。

場所は、天五中崎通り商店街のHeArt美容室。
HeArt美容室はこんなとこ。ロゴが印象的なお店です。




詳しくは、サイトをどうぞ。

http://kitatenma-cafe.com/







北天満サイエンスカフェ
天五中崎通り商店街
大阪市北区黒崎町
HP http://kitatenma-cafe.com

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