2010/03/24

今月末から取り壊し予定の大阪市水道局扇町庁舎の名残を惜しむ






こないだハピネス☆ヒジオカさんらが開催しているグループ展の模様をエントリーしました。


で、その会場となっているのが、今月末に取り壊しが決定している大阪市水道局扇町庁舎。

といっても、ここ数年、水道局の業務は1階にサービスステーションがあるきりで、庁舎の2階~5階は、扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町が入ってました。
扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町というのは、主にクリエイターの独立・開業を目指す創業間もない個人や企業をバックアップするためにオフィススペースを提供し、経営指導も行なっていく、という施設で、(財)大阪市都市型産業振興センターってところが運営主体になってやってました。

扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町のサイトはこちら。

http://www.mebic.com/

僕の周辺の若いクリエイターたちも、ここにお世話になっている人たちが何人かいて、施設は一定の役割を担っていたように思います。
似たような施設はATCにもあるけれども、あっちは大阪市のハコもの行政の負の遺産の象徴みたいなもんだったのに対して、こちらのは近代建築の有効利用だっただけに、意義はあったと思います。
サイトを見てみると、すでに西天満に移転が決まってるみたいで、まずはひと安心ですかね。
で、本日24日(水)~27日(土)まで、グランドフィナーレやるみたいです。

もう、建物内の施設は続々と撤退してますから、すでにガランとしてます。
水道局のサービスステーションも、今は、北区役所の2階に移転してます。


さて、大阪市水道局扇町庁舎です。
このビルは、1934年(昭和9年)の竣工というので、76年生きてきたことになります。
ちなみに、僕の父親と同年ですが、僕の父親はすでに他界しているので、こっちのほうが長生きしたというわけです。むかしの建築物って、今よりも頑丈にできてるって、どういうことなんでしょうね?

とりあえず、今だと中にも入れるんで、名残を惜しんできました。


この建物も、昭和モダニズムの範疇に入るんだと思うんですが、装飾がないわりには、威風堂々としてますな。シンプルで無骨だけれども、素敵な建物だと思い ます。角地がアールになっている建物って、旧中之島ダイビルもそうだけれども、堂々とした印象があって、威厳を感じます。






正面入口の上には、微妙な膨らみがあります。こんなの、合理性だけを追求していたら、絶対に採用されないデザインだと思います。むかしの建築のよさって、こんなところにあるんだと思いますわ。




なかはこんなかんじ。すでにガランとしてます。
天井に各種パイプが剥き出しになってたくさん這わせてあります。
なんか、学校の校舎にいるような気分になってきます(笑)




各階に、東西南北を示すものが埋め込まれてます。
こういうの、むかしのちょっとしたサイズのビルなら、必ずあったような…。




なつかしのモップ洗い場☆
モップで廊下を拭き掃除するって、今でもあるんだろうか?




正面から入ってすぐのロビーと階段の壁面には、水道局らしく、水を表現したタイル装飾が施されていました。このタイル、5色使いのグラデーションになっていて、ちょっと贅沢なかんじがします☆




外に出て、ビルの横にまわってみると、不思議な踊り場が!
なぜここだけ踊り場があるのか???? トマソンですか?(笑)








大阪市水道局扇町庁舎
大阪市北区南扇町6-28

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