2013/09/08

喜陽亭の親子丼

親子丼ごときで、と思うかもしれないけれども、最近、まともな親子丼を食べさせてくれるところがとんとありません。
天満にね、うどん屋さんなのだけれども、「七福亭」というお店がありまして、ここの親子丼がまともで、絶品なのでした。
扇町駅の一番北側の東側の出口(商店街側)を上がってすぐ横にあります。
んで、春先だったか、久しぶりに行ったら、なーんと店が変わってるんですよ。やはりうどん屋さんなのだけれども、店名が「喜陽亭」に変わっていて、えーっ!となって、そのときは店に入らなかったのでした。
それから時間が流れて、先日、意を決して、入ってみました。メニューに親子丼が書かれていたこともあり。
すると、です。どうやら中の人も以前と変わっていないようだし、メニューも変わっていないし、内装もなんも変わっていないのです。どうやら店名「だけ」が変わったようで、なにやら狐につままれたような…。
オーナーか出資者が変わったのかもしれないけれども、店の人に聞いてもゴニョゴニョとしか言わないので、そこは触らないことにしました。
とにかく、店名だけが変わっただけで、それ以外はなにひとつ変わっていないようです。
というわけで、以前の美味かった親子丼を、僕は再び食べることができるようになりました。
こーゆー日常のちょっとした僥倖は、僕にとっては大切なことです。
まずね、鶏が大振りなのですよ。皮を取り除いてしっかりと身の詰んだ大振りの鶏のもも肉が、ごろごろ入ってます。
きっと、下ごしらえの段階で醤油洗いしてあります。
卵はもちろん、半熟気味で。
見てるとですね、あの、丼用の鍋? 底が浅くて柄が垂直に立っている鍋に材料と割下を投入してグツグツ煮てるんですが、鶏が大振りなためにわりに時間がかかります。でもそのわりには、割下がそんなに煮詰まってなくて、わりにあっさりとした割下なのです。もとがかなりあっさりめにつくってある割下なのでしょうな。
で、心持ち固めのご飯に、半熟気味の卵でとじられた鶏やらタマネギやらがドサッとのせられて、出てきます。
もちろん、てっぺんには三つ葉が添えられています。
この三つ葉も、気前のいい量です。もちろん、葉が刻まれてるなんて無粋なことはせず、根だけが切られた状態の、寸切りの三つ葉です。
親子丼ってのは、この三つ葉がキモで、三つ葉がないなら親子丼はつくるな!と言いたいほどです。
三つ葉の代わりにグリーンピースやネギが乗っかってたりすると、なにが悲しくてこんなものを、となります。
親子丼にたっぷりの三つ葉は、人生の必須事項です。三つ葉なくして、親子丼は完成しません。そんなものは、親子丼ではない。
たかが親子丼です。
ちゃんとした材料をちゃんとした調理法でつくれば、まともな、美味いもんになるはずなんです。
でも、なぜかそういう親子丼に出会うことが、滅多にない。
どーしてなんでしょうかね?
とりあえずは、この店の親子丼をこれからも食べることができそうなので、ホッとしています。
ただ、ベストではありません。惜しい、かつ、見逃しがたい点もあります。
値段がね。
この親子丼に吸物と漬け物がついて、850円です。
僕の感覚だと、100円高いんですね。750円ならベスト。650円なら大満足の超良心的価格。850円は暴利ではないけど、ちと高い。親子丼はごちそうではないけれども、850円のランチはごちそうです。
お昼のうどん定食は安いので、きっと単品扱いになってその値段なのだと察しています。けど、ね。
そうそう。ここはソバも出しているので、ソバ好きのあの人に教えてあげないと。

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